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鉄道模型を作っている会社で定番ともいえるのはKATOやトミックスですが、鉄道模型を作っている会社はほかにもあります。
マイクロエースもその一つで、大手の企業より秀でている部分もあるため、コレクターからは人気の会社です。
今回はこのマイクロエースについて調べましたのでご紹介します。
■マイクロエースとは?
株式会社マイクロエースは埼玉県に本社を置くプラモデル・鉄道模型のメーカーです。
1990年代以降は、プラモデルから鉄道模型を主力製品に切り替え始め、現在ではNゲージの鉄道模型をメインに製造しています。
ラインナップとしては数両セットになったものや、増結セット、マイクロエースしか販売していない車両などがあります。
マイクロエースは再生産をあまりしておらず、それが理由でコレクターから人気を集めています。
■マイクロエースの歴史
マイクロエースは1963年に東京で創業し、1966年に株式会社有井製作所(アリイ)となりました。
このときはまだプラモデルをメインに製造しており、1980年以降に倒産した「しなのマイクロ」という鉄道模型制作会社を傘下に、鉄道模型のNゲージの制作を開始しました。
しかし一度撤退し、1996年に再び中国生産によるNゲージの制作に参入しています。
2004年6月に子会社である株式会社マイクロエースに事業を移管したため、現在のマイクロエースという社名となりました。
■マイクロエースの鉄道模型製品
マイクロエースは現在ではNゲージを主力製品として製造していますが、ほかにもいくつかの種類を発売しています。
1970年代には、蒸気機関車・電気機関車・ブルートレイン・国電・L特急などを1/80スケールで販売しています。
ほかには1/50スケールでオオタキ製の蒸気機関車の再発売もありました。
当時はEF71・ED78形・EF64 1000番台・10系軽量客車・185系電車などを販売しており、ディテールにこだわって細部まで美しく再現されていました。
そのクオリティは大手会社の製品を超えるほどだったため、ファンからの評価は高かったそうです。
しかし、1980年代半ばからはしばらく新製品をリリースせず、1990年代に中国で作ったアメリカ車両を発売しました。
その後、1996年ごろから日本車両の発売を再開しています。
マイクロエースは企画と販売のみを行い、他社模型メーカーが持つ中国の工場に委託する形をとっています。
2006年には、マイクロエースの10周年を記念して、10周年記念の車両が発売されています。
マイクロエースの特徴として、機関車などの車両は単品で販売されることが多いですが、電車はセット販売されることが多いです。
以前は制御機器やレールといった商品も扱っていましたが、現在では車両や車両ケースなどの販売が主です。
同社の製品は取り扱い車両が多く、特に蒸気機関車は国鉄のほとんどの形式が作られており、マニアから人気の理由の一つになっています。
同型の車両でも、登場時・改造後・晩年期などをタイプ別に同時に販売することが多いです。
基本的には、販売された製品の中でも特に人気があった製品など、限られた製品しか再生産されません。これが原因で、中にはプレミアがつくものもあります。
以前は1/80スケールの鉄道模型プラモデルを販売しており、それをHOと表記していました。コントローラーやレールなどをセットにして「鉄道模型入門セット」として販売もしていました。傘下の「しなのマイクロ」も同じスケールの鉄道模型をつくっており、ノウハウはあったといえます。
キハ40系をはじめ、キハ183系・同系1000番台・キハ52系が制作されています。
この車両はアメリカから輸入され、日本では「7100形 義経号・弁慶号」と呼ばれているもので、2002年に発売された製品と同じものが採用されました。
■人気車種ラインナップ
前述のとおり、マイクロエースが発売している車両は多いですが、再販売が少ないため売り切れとなっている商品が多いです。
ここでは人気の車種をいくつか紹介します。
■まとめ
マイクロエースはNゲージやHOゲージを制作しており、販売方法に特徴がある会社です。
ほかの会社が作っていない車両もあるため、その車両が欲しいならこの会社で買う以外の選択肢がありません。
確実に手に入れるためには、できるだけ同社の情報をチェックしてすぐに買うことをおすすめします。
トーイ店長
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