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鉄道模型のトミックス(TOMIX)について調べてみた
鉄道模型を作っている会社で定番ともいえるトミックス(TOMIX)。
まず名前が上がる会社と言っても過言ではないでしょう。
今回はこのトミックスの歴史や製品について調べましたのでご紹介します。
これを読めば、人気の秘密がわかるかもしれませんよ。
■トミックス(TOMIX)とは?
トミックスは、1976年におもちゃメーカーのトミーにより作られた鉄道模型のブランドです。
直流2線式のNゲージおよびHO(16番)ゲージの車両・制御機器・線路・アクセサリー・ストラクチャーなどを幅広く制作・販売しています。
2001年に子会社であるトミーテックに事業が譲渡されました。
■トミックス(TOMIX)の歴史
トミックスがNゲージに力を入れ始めたのは1974年で、当時から車両・線路・制御機器をセット販売していました。
その二年後に今のトミックスという名前に変更し、それまでの外国生産から国産へと移行しました。
その後もドイツなど外国の技術を取り入れ、自社製品のクオリティを高めていきました。
1980年には栃木県に専用工場を設立し、HOゲージにも力を入れて始め、さらに製品ラインナップを増やしていったのです。
■トミックス(TOMIX)の製品
トミックスは蒸気機関車のように種類が少ないものもありますが、鉄道車両を幅広く販売しています。
それだけではなく、レイアウト用品や線路といった備品も販売しており、同社の製品だけで一式揃えることもできるでしょう。
●車両
トミックスが作っている車両は新幹線・機関車・貨車・私鉄車両・レールクリーニングカーなどです。
新幹線模型の縮尺は他社と同様の1/160で、連結器はTSカプラーおよびフック式カプラーが採用されています。
トミックスは鉄道模型メーカーの中でも、一番多くの新幹線を製品化しているメーカーです。
一方、機関車についてはあまり製品化されておらず、イギリス発の「きかんしゃトーマスシリーズ」やC57形・9600形などを発売しているのみで、これについては他社に軍配が上がる形となるでしょう。
しかし、「きかんしゃトーマス」のNゲージは世界初として発売されており、ストラクチャーやスターターセットなど意外に力が入っている部分もあります。
貨車の種類はそれなりに豊富で、線路の管理などに使う「事業用車」などの特殊車両も制作しています。
小型貨車や2軸車は基本的には1両単位で販売しており、この点は他社と異なるところです。
タム6000形・コム1・チ1などが製造されており、コンテナ貨車は乗せ替え用のコンテナやコキ100系列・コキ200などの新型コンテナや新系列コンテナに注力しています。
客車はセット販売が多く、24系25形100番台や14系14形を中心に、24系24形・14系15形・25形0番台オハ35系・50系・60系・スハ32系などが作られています。
私鉄車両に関しては、1995年から2005年までの10年間は、新製品を発表していなかったこともあり、ラインナップはあまり多くありません。
そのラインナップは名鉄7000系パノラマカー・小田急ロマンスカー(VSE・GSE・HiSE・LSE)・新AE系スカイライナー・東武100系スペーシアなどがあります。
比較的新製品といえるのは、E233系ファミリーの小田急4000形電車・相鉄11000系電車・都営地下鉄10-300形電車(4次車)などです。
![小田急ロマンスカー](https://tetsudo-blog.omocya-kaitori.jp/tetsudoublog/wp-content/uploads/2021/01/97908_a.jpg)
小田急ロマンスカー
ほかに、レールクリーニングカーも製品化されており、トミックスが日本では最初に製造しました。
1981年発売の「国鉄193系クリーニングカーセット」は、193系電気検測車の先頭台車にヤスリがついた車輪を装備しており、実際にレールをきれいにする効果まで再現していました。
2000年に発売された「マルチレールクリーニングカー」は、ディスクを交換することにより、乾式・吸引・湿式の3通りの方法でクリーニングする機能を搭載しており、さらにフィルターカバーや付属のスポンジ・刷毛ブラシを取り付けできたりと、リアリティを追求したものになりました。
ただし、これは架空の車両で、塗装は何種類かパターンがあります。海外から注目されており、輸入販売も行われています。
![レールクリーニングカー](https://tetsudo-blog.omocya-kaitori.jp/tetsudoublog/wp-content/uploads/2021/01/1373641171.jpg)
レールクリーニングカー
●線路(レール)
トミックスは車両以外の製品も販売しており、線路にも力を入れています。
1976年には日本でNゲージとして、初のプラスチック製道床つき組み立てシステムレールを発売しました。
それ以前は道床つきのものは外国メーカーしか作っておらず、このトミックスの発売を機に日本で次第に普及した形となりました。
ターンテーブルにおいても、フロアレイアウトで線路と直接接続できるものとしては、トミックスが先を行っており、海外からいち早く先進的なシステムを導入したことが、現在も鉄道模型業界で大手といわれる所以ではないでしょうか。
![機関区レールセット](https://tetsudo-blog.omocya-kaitori.jp/tetsudoublog/wp-content/uploads/2021/01/91036.jpg)
機関区レールセット
●制御機器
制御機器としては、パワーユニットを電源に、ターンテーブル制御装置などの拡張機器がリリースされています。
現在のNECST-neoシリーズでは、無線操縦や列車走行音を鳴らせるパワーユニットもあります。
センサーで連動する踏切や信号は以前から採用されていましたが、最近ではさらにレベルが高くなり、細かい部分まで忠実に再現されています。
●レイアウト用品
車両を走行させる楽しみを盛り上げるために、建築物・樹木・バラスト・カラーパウダー・レイアウトマットなど、レイアウト用品のラインナップも豊富です。
建築物は実在するコンビニ・ガソリンスタンドの許可を得て作られたものもあり、よりリアルなレイアウトが可能になっています。
ほかにもビルや一般住宅をはじめ、田舎の雰囲気を醸し出す藁葺きの屋根や、木造駅舎なども販売されています。
■人気車種ラインナップ
・Nゲージ 92991 限定 300 3000系東海道・山陽新幹線
・Nゲージ 98929 限定 0系東海道新幹線 (開業ひかり1号・H2編成)
・Nゲージ 98959 限定 500-7000系 山陽新幹線 500 TYPE EVA
・Nゲージ 98636 名鉄7000系 パノラマカー 第45編成 6両
・Nゲージ 98658 小田急ロマンスカー 70000形GSE 第1編成 7両
・Nゲージ 97912 限定 87系 TWILIGHT EXPRESS 瑞風 10両 鉄道模型 ディーゼルカー
![Nゲージ 97912 限定 87系 TWILIGHT EXPRESS 瑞風 10両 鉄道模型 ディーゼルカー](https://tetsudo-blog.omocya-kaitori.jp/tetsudoublog/wp-content/uploads/2021/01/61du8AdA9eL._AC_SL1200_.jpg)
Nゲージ 97912 限定 87系 TWILIGHT EXPRESS 瑞風 10両 鉄道模型 ディーゼルカー
・Nゲージ 98933 JR SLばんえつ物語 (オコジョ展望車)
■まとめ
鉄道模型業界では大手と言われるトミックスだけあって、歴史も製品も納得できるものがあります。
長い間鉄道模型制作に携わってこだわり続けてきたからこそ、今のトミックスがあると言えるでしょう。
これからも良い製品を作り続けて欲しいですね。
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トーイ店長
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