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初心者でも簡単!鉄道模型(Nゲージ)ジオラマの作り方
鉄道模型に興味はあるものの、「Nゲージって何?」という人も多いのではないでしょうか。鉄道模型やジオラマ制作は奥が深く、初心者には敷居が高い印象を受けるかもしれません。ですが、簡単に始められるスターターセットやレイアウトベースキットなどの製品もありますので、そういったものを選ぶと初心者でも簡単に鉄道模型を楽しめます。この記事では初心者向けに、Nゲージ鉄道模型やジオラマの作り方をやさしく解説します。
鉄道模型と一口に言ってもゲージ(線路幅)によっていくつかの種類があります。同じ規格であれば、車両の相互連結が可能になっていますので、楽しみ方の幅が広がります。ここでは代表的な3つのゲージをご紹介していきましょう。
・Nゲージ
Nゲージは求めやすい価格で扱いやすいため、日本で最も主流といえる鉄道模型規格です。線路の幅は9mmで、NゲージのNは英語のNine(9)から来ています。Nゲージは国際規格のため、国内だけでなく外国製車両の種類も豊富で、様々な楽しみ方が可能になっています。
画像はNゲージ KATO 2021 C11形蒸気機関車
・H.Oゲージ
H.Oゲージは16.5mmと、Nゲージよりも線路幅とサイズが大きい規格です。以前は主流のゲージでしたが、基本的に金属製で作られており高価なため、現在ではNゲージのほうが主流となっています。また、サイズの大きさから広い場所が必要なこともあり、上級者向けのゲージといえるでしょう。
画像はHOゲージ 天賞堂 72020 EF58形 電気機関車 小窓 青大将色
・Zゲージ
Zゲージの線路幅は6.5mmで、車両もNゲージよりひと回り小さいサイズの規格です。車両が小さい分、狭い場所でも楽しめたり、代わりにジオラマを大規模のものにして楽しむという使い方ができます。
画像はZゲージ プリモロコ 2005 タキ43000
・おすすめはNゲージ
初心者に最もおすすめゲージはNゲージです。その理由は、比較的小さいサイズで場所を取らず、全てのメーカーの車両を扱えるうえ、価格もリーズナブルだからです。日本で最も人気のため、車両や関連商品が充実していることもポイントです。
次にNゲージを楽しむうえで、最低限必要なものを解説します。走らせるだけであれば、車両・レール・電源装置があれば十分です。
・鉄道車両
まずは鉄道車両がないと始まりません。日本国内で有名なNゲージメーカーは、カトー(KATO)とトミックス(TOMIX)です。この2つの違いは主にレールにあり、どちらのレールでも、すべてのNゲージ車両を走らせることができますが、カトーとトミックスのレールを連結することはできません。どちらを選ぶかは好みお選びください。
車両は新幹線や在来線など、日本で実際に走っているものもありますので、馴染みのあるものや見た目が気に入ったものを購入しましょう。初心者におすすめなのが、入門用の「スターターセット」や「ベーシックセット」などの、車両・レール・電源装置(コントローラー)がセットになったものです。例として以下のようなものがあります。
■おすすめのスターターセット色々
KATO 10-003 スターターセット 500系 新幹線 のぞみ
KATO 10-001 スターターセット E5系 はやぶさ
KATO 10-032 スターターセットスペシャル D51 SL列車セット
TOMIX 90169 ベーシックセットSD E233系上野東京ライン
TOMIX 90167 ベーシックセットSD E259系 マリンエクスプレス踊り子
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・レール(線路)
レールはカトーならカトーの製品で統一する必要があります。接続部の形状が異なるため、カトーのレールとトミックスのレールを結合することはできません。スターターセットなどのセット商品を購入する場合は、買う必要はありませんが、しばらく遊んでみて必要になったら買い足していくといいでしょう。
KATO Nゲージ 直線線路 248mm 4本入
TOMIX Nゲージ ストレートレール S140 F 4本セット
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・電源装置(コントローラー)
電源装置は車両を動かすためのコントローラーで、別名パワーパックとも呼ばれます。こちらもスターターキットを購入する場合は必要ありません。個別に購入する場合は以下のような製品を購入しましょう。
KATO 22-018 Nゲージ パワーパックスタンダードSX
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TOMIX 5506 TCS パワーユニットN-1001-CL
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・ジオラマ
ジオラマは必ずしも必須ではありませんが、ただ車両を走らせるだけでは少し寂しいものがあります。ジオラマを設置してその中で走らせることで鉄道模型がより本物の車両に近くなり、最大限に楽しむことができるのです。
ここでは、鉄道模型をより深く楽しむためにジオラマ制作の大まかな流れを紹介します。初心者でも既製品を上手く使うことで、簡単にクオリティの高い作品を作ることができます。ぜひチャレンジしてみましょう。
・プランニング
最初にどのようなジオラマを作りたいかを計画しましょう。ネット上の写真や、実際に自分が撮影した写真を参考に、簡単なイラストを描いてイメージを具体的にしていきます。レイアウトに自信がない場合は、「レイアウトサポートガイド」などを参考にするといいでしょう。
・材料の用意
材料は土や木、建物など多くの種類が発売されており、どういった情景を再現するかで必要な材料が大きく変わってきます。自分のイメージしている情景に合ったものを購入していきましょう。ここでは、よく使われている主な材料をご紹介します。
ジオラマボードは土台となるもので、必須といってもいい材料です。カラーパウダーは上手く使うことで、土や草の表現ができます。さらに自然に見せるために木などの緑を適度に取り入れ、建築物や信号などを配置しましょう。建築物については、既製品が販売されているため、一から作る必要はありません。人のフィギュアを配置すると、よりリアリティーが増すためおすすめです。
■ジオラマ用品色々
トミーテック ジオコレ エクストラ ジオラマ素材020 ジオラマボード
TOMIX Nゲージ カラーパウダー ブラウンミックス 8118
森林 選べる 色 数量 50本 100本 【DauStage】
Outland Models 鉄道模型風景 オーバーヘッド歩道橋1/160 Nゲージ
トミーテック ジオコレ 建物コレクション 108-2 駅前商店C2
TOMIX Nゲージ 商業ビルC ライトブラウン 4244
人間フィギュア 未塗装 情景コレクション 35㎜ スケール:1/50 100個セット
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・配置
材料が揃ったらボード上に仮配置して、自分のイメージに合ったものになるか確認してみましょう。材料が十分だと思っていたものの、実は不足していたというケースもあるため、仮配置は重要です。また、レールと建築物が近すぎた場合、車両と接触してしまうこともあるため、レールを仮設置後に車両の動作テストも必ず行いましょう。仮配置が問題なければ、実際にボードに設置していきます。ひとつずつ確認しながら、慎重に作業を行いましょう。
・完成
全ての配置が終わったら完成です。思う存分車両を走らせましょう。写真の撮影を行うのもいいですね。もっと追加したい部分があればどんどん追加して完成度を高めていくのも、楽しみの一つです。
初心者で、もっと簡単にジオラマを試してみたいという人は、既製品や半既製品を使ってみるのもいいでしょう。既製品は基本的にオーダーメイドになるため高価ですが、レイアウトベースキットなら、比較的手頃な値段で購入できます。
鉄道模型ジオラマレイアウト 昭和の駅前商店街2
トミックス 8018 レイアウトベースキット
鉄道模型は車両を走らせるだけではなく、イメージ通りのジオラマを作るのも楽しみの一つです。ジオラマ制作は様々な材料であらゆる情景を再現できるため、とても奥が深く飽きません。初心者でいきなり大規模のものを作るのは難しいかもしれませんが、まずは簡単な小規模のものから制作して、徐々に大きくして楽しみを広げていきましょう。今回の記事が参考になれば幸いです。
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